実際に購入したミドルレンジのXiaomiスマホを、通勤・SNS・動画・写真・決済まで普段通りに1か月間使ってみました。
「本当にこの価格で十分?」という疑問を持つ方に向けて、良かった点・気になった点を“リアルな生活目線”で正直にレビューします。
結果から言うと――
「性能と価格のバランス」を考えると、ミドルレンジの完成度は驚異的。
ただし「設定のひと手間」と「サポート年数の確認」は、後悔しないための必須ポイントでした。
📑 目次
- 開封&第一印象:質感と画面の“コスパ感”
- 日常の快適さ:SNS/動画/マルチタスク
- カメラ検証:昼・夜・人肌・動画
- 電池・充電:朝〜夜&急速充電の体験
- 気になったところ(改善してほしい点)
- 快適化のコツ(初期設定のすすめ)
- Q&A/まとめ
📦 1. 開封&第一印象:質感と画面の“コスパ感”
箱を開けた瞬間にまず驚いたのが質感の高さ。
背面はマット仕上げで、手に持つと「これ本当に3万円台?」と思うほどしっかりしています。
指紋が付きにくく、ケースを付けなくても清潔感を保てる点は日常使いで地味に助かるポイントです。
画面の発色も明るく、屋外でも十分視認できます。
高リフレッシュレート(90〜120Hz対応)でスクロールがヌルヌル。SNSのタイムラインも気持ちよく流れ、価格を考えると「上位機と遜色なし」と感じるレベル。
唯一気になったのは、最初の設定時に「Xiaomiアカウント」へのログイン誘導が多い点。
スキップ可能ですが、初期設定に慣れていない人はやや戸惑うかもしれません。
🎮 2. 日常の快適さ:SNS/動画/マルチタスク
筆者は毎日のようにSNS・動画・決済アプリを使うため、この3点を重点的にチェック。結果、想像以上にストレスフリーでした。
▶ SNS:
X(旧Twitter)やInstagramのスクロールも引っかかりなし。
特にReelsやTikTokなど“動画系SNS”では高リフレッシュレートが効いており、表示の滑らかさが際立ちます。
▶ 動画視聴:
YouTubeで1080p再生でも問題なし。明るい屋外でも十分視聴でき、スピーカーもステレオ対応。
NetflixやPrime Videoでも音のバランスは良好で、電車内でもセリフが聞き取りやすい印象。
▶ マルチタスク:
アプリ切り替えも快適。Chrome・LINE・YouTube・地図アプリを同時に開いても、バックグラウンドで落ちることは少ないです。
メモリ6〜8GBモデルであれば、ビジネス用途にも十分対応可能。
▶ ゲーム:
原神のような重量級タイトルは“中設定”で快適レベル。
画質を一段落とせば安定して遊べます。発熱はあるものの、夏場でも「持てないほど熱い」ことはありません。
📸 3. カメラ検証:昼・夜・人肌・動画
Xiaomiのカメラは“コスパカメラ”の代名詞とも言われますが、実際に1か月使ってみると明るい環境での強さが光りました。
昼間撮影:
空や緑の発色が鮮やかで、Instagram映えしやすい仕上がり。AI補正が自動でコントラストを高めるため、加工なしでも十分映えます。
夜景撮影:
街灯など強い光源の“にじみ”は多少出るものの、ナイトモードを使えばノイズは抑えられます。
暗所でのピント合わせも速く、SNS投稿レベルなら不満なし。
人物・ポートレート:
肌の質感は自然で、過剰な美肌補正も控えめ。
特に屋外光の下では、発色が自然で「暖かい印象」に仕上がります。
逆光時は露出補正を+0.3〜0.7に上げるとさらに綺麗。
動画撮影:
手ぶれ補正はEIS(電子式)でも十分実用的。
歩き撮影では若干の揺れはあるものの、旅行Vlog程度なら問題ありません。
4K対応モデルなら、解像感・音質ともに満足できるでしょう。
🔌 4. 電池・充電:朝〜夜&急速充電の体験
1日を通してのバッテリーテストを実施。結果はバランスの良さが際立ちました。
バッテリー持ち:
朝100%で出発し、通勤中に音楽+SNS+昼休みにYouTube+帰宅後に地図アプリ+動画視聴、という流れでも夜22時に30〜40%残。
軽〜中程度の使い方なら2日は余裕です。
急速充電:
Xiaomi独自の「Turbo Charge」がかなり強力。
わずか15分で約40%、30分で70〜80%まで回復するため、“出かける前の駆け込み充電”が本当に助かる。
ただし充電中は少し発熱するので、ケースを外すとより安全です。
充電ポート: USB-Cで汎用性◎。PD対応モバイルバッテリーとも相性良し。
🧩 5. 気になったところ(改善してほしい点)
もちろん完璧ではありません。細かい部分で「惜しい」と感じた点も挙げておきます。
- プリインアプリが多い: 最初から数十個インストールされており、不要アプリを整理する必要あり。削除できないアプリもあるため、無効化設定が有効。
- 通知遅延の発生: 省電力設定が強めのため、LINEやGmailの通知が遅れる場合あり。
→ 対策:設定>電池>アプリの省電力>例外設定にSNS系アプリを追加。 - OSアップデート期間: ミドルレンジ機ではアップデート保証が2〜3年程度の場合が多い。
長期利用を考えている人は、サポート年数を事前にチェックしましょう。
🛠️ 6. 快適化のコツ(初期設定のすすめ)
初期状態でも十分使えますが、設定を少し見直すだけで“別物級の快適さ”になります。
- 通知の最適化: よく使うアプリを「電池最適化の例外」に登録。通知遅延が劇的に減ります。
- ホーム整理: 不要アプリを非表示にし、ウィジェットを最小限に。ホーム画面が軽快に動きます。
- カメラ設定: HDRを「自動」に、解像度を「高」にしておくと、どんな場面でも失敗が少なくなります。
- テーマ・広告オフ: MIUI設定で広告表示をオフに。これだけで“国産スマホ感覚”のスッキリ操作に。
この“初期チューニング”をしておくと、動作の安定性と通知の正確さが格段にアップします。
❓ 7. Q&A|よくある質問
Q. ミドルレンジで性能不足を感じる?
A. SNS・メール・動画中心ならほぼ問題なし。ゲーム重視なら上位モデル推奨ですが、一般用途では十分すぎる性能です。
Q. おサイフケータイ(FeliCa)は使える?
A. 機種によって対応・非対応が分かれます。
SIMフリーモデルを買う前に、必ず「FeliCa対応」表記を確認しましょう。
Q. カメラは旅行でも満足できる?
A. 昼間は非常に良好。夜景は手すり固定+露出補正で工夫すれば問題なし。旅行Vlog用としても◎。
Q. アップデートはどれくらい続く?
A. 目安はAndroid OSで2回、セキュリティパッチで3〜4年。最新機種ほど延長される傾向にあります。
Q. Xiaomiって安全?
A. 日本向けモデルはGoogle認証済みで、基本的に安全。アプリ権限や広告設定を自分で管理すれば安心して使えます。
🧭 8. まとめ:価格以上の“満足体験”を得たいならXiaomiミドル機は有力候補
1か月使い込んで感じたのは、「安い=妥協」ではないということ。
スマホの基本性能が頭打ちになりつつある今、Xiaomiのミドルレンジは「必要十分+遊べる」絶妙なポジションに立っています。
特に、
- 毎日SNS・動画を快適に使いたい
- 高コスパで長く使える端末がほしい
- サブ端末や仕事用スマホにも使いたい
という人には間違いなくおすすめできます。
ただし注意点として、アップデート年数/不要アプリ整理/FeliCa対応は購入前に要チェック。ここを押さえておけば、後悔しない選択になるでしょう。
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